香りの散歩道


80年目の8月6日
墨絵・朝野泰昌
「朝野家 香りの散歩道」
この番組は、山陰 湯村温泉、朝野家の提供でお送りします。

80年目の8月6日広島は、80年目の8月6日を迎えました。
昭和20年の今日、午前8時15分に原爆が投下され、一瞬にして色を失くしてしまった街。

その惨状は、「75年は草木も生えぬ」と言われたほどでした。
それでも、驚くような生命力で小さな緑の芽を吹き返した、木の姿に励まされて瓦礫の中から立ち上がった人もいたそうです。

戦後の復興から高度経済成長期を経て、原爆のことをよく知らない人たちも増えた昭和50年代。
広島で胎内被爆をした主人公が、山陰の温泉町(おんせんまち)でひたむきに生きる姿を描いたドラマ、『夢千代日記』が放送されました。

被爆した人たちが、どんな思いで生きてきたのか。
そのことを知ろうとするきっかけになった・・・という声も、多く寄せられた作品です。

ドラマのロケ地になった湯村温泉には、吉永小百合さんが演じた主人公、夢千代の銅像があり、台座には被爆した広島市役所の敷石が使われています。

また、「夢千代の祈り」と名付けられたモニュメントは、広島平和記念公園にある「平和の灯火(ともしび)」から分けられた火が、希望の光を灯し続けています。

人のぬくもりと平和を求めた夢千代の祈りは、これからもきっと、湯村温泉を訪れる人に伝わることでしょう。

被爆80年の今日、みなさんも、山陰の地から広島に思いを馳せてみませんか。


「朝野家香りの散歩道」この番組は、山陰 湯村温泉、朝野家の提供でお送りしました。

*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。

8月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。


『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、

毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。



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